ふくらはぎの肉離れを早く治すコツ!湿布の効果と使い方

ふくらはぎの肉離れを早く治すコツ!湿布の効果と使い方

こちらの記事では、肉離れの症状と処置方法についてを説明します。

肉離れを早く治したい方は記事の内容をご参考ください。

肉離れとは

肉離れとは

肉離れとは、スポーツ障害のひとつで、筋の過伸展により筋組織の部分断裂ををきたしたものを指します

負傷時には「ブチ」っと切れたような音がすることがあります。

肉離れは筋肉の状態が悪くなっていると、日常の何気ない動作でも起きてしまうことがあります。

肉離れの症状

肉離れの症状

肉離れの主な症状は歩行時の痛みと患部を押した時の痛みです。

肉離れが起きると、強い痛みを感じるため、関節を動かし辛くなります。負傷部分には筋肉の断裂により、陥凹や内出血が見られます。

軽度であれば歩くことができますが、重度の負傷では歩くことができません。筋肉の機能が低下し、力は入りづらくなります。

太ももの肉離れはダッシュをした時に起きやすく、ハムストリングスや大腿四頭筋といった筋肉に問題が生じます。

ふくらはぎの肉離れは主にジャンプの動作で起きやすく、下腿三頭筋(特に腓腹筋)に多く見られます。

肉離れの見分け方

肉離れの見分け方

肉離れは負傷直後から強い痛みがあり、軽度・中度・重度と分けられます。

大腿四頭筋の肉離れ

・うつ伏せになり、膝を曲げる。
・90°以上曲げても痛みがなければ軽度、45~90°で痛くなれば中度、45°以下では重度となる。

ハムストリングスの肉離れ

・仰向けになり、膝を伸ばした状態で天井方向に上げる。
・70°以上曲げても痛みがなければ軽度、30~70°で痛くなれば中度、30°以下では重度となる。

ふくらはぎの肉離れ

・立った状態でアキレス腱を伸ばす。
・軽い痛みなら軽度、強い痛みなら中度、体勢がとれない場合は重度となる。

病院(整形外科)で触診や視診によって判断されますが、状況によっては、超音波検査やMRI検査で断裂部分の状態を詳しく調べることになります。

肉離れを早く治すコツとは?

肉離れを早く治すコツとは?

肉離れには、RICE(安静、冷却、圧迫、挙上)を行うのが基本です。

保存療法としては、松葉杖を使用し、疼痛が消失した後にストレッチなどのリハビリを行います。

また、完全断裂している重症時には手術適応となります。

ポイント

  • 休養:肉離れが発生したら、最初に行うべき行動は当該部位を休ませることです。一定期間、運動や負荷をかけないようにしましょう。
  • 冷却:冷やすことで痛みを緩和できます。氷や冷却ジェルを使って15分ごとに当該部位を冷やしましょう。

肉離れが発生した筋肉に負担をかけないようにし、痛みが引くまでは運動を控えましょう。

炎症を抑えるために患部を冷やすことが大切です。アイシングは1日に数回行います。

炎症が引いたあとは患部は温めた方が回復は早くなります。

湿布の効果と使い方

湿布には炎症を抑える働きや、一時的に痛みを鎮める効果がありますが、使用は数日~1週間程度で十分です。

湿布を長く使っても肉離れが早く治せるわけではありません。

テーピングやサポーターを使う

肉離れの負傷部分を圧迫することで一時的に痛みをやわらげる効果があります。

又、テーピングやサポーターをすることで肉離れの再発予防に役立ちます。

マッサージについて

肉離れで炎症が起きている(痛みがある)場合やマッサージで強い痛みを感じる場合には絶対に行わないでください。

痛みが引いてきたら軽いマッサージを行うことができます。

マッサージによる血液循環の促進は、筋肉の回復を早める効果があります。

ポイント

  • 指の腹を使って軽く押したり、揉んだりして筋肉をほぐす。
  • 筋肉繊維の方向に沿ってマッサージする。

1つのポイントで20秒くらいを目安にマッサージを行います。(20秒終えたら別のポイントへ移動する)

気持ちよい痛みを感じながら行うと効果的です。(1日5~10回を目安にする)

肉離れとストレッチ

ストレッチによる血行促進は痛みの解消に役立ちます。

肉離れ後には筋肉が硬くならないように適度に動かすことが重要です。

※筋肉を伸ばそうとすると強い痛みがでる場合はストレッチを行わないでください。

ポイント

  • 20秒間、筋肉を伸ばし、一度休憩を挟んでから再度行う。(3回を1セット)
  • 痛めてない側も同じようにストレッチする。
肉離れは運動不足や過剰な運動などが原因で発生します。運動前のストレッチは肉離れの予防に役立ちます。

治るまで何日かかる?

肉離れが改善期間は一般的に2~9週間ほどかかると言われています。(軽度なら2週間、中程度なら4~9週間ほど)

※重度で手術をした場合には数ヶ月が必要です。

まとめ

肉離れをした直後は、冷却によって炎症を抑さえることが重要です。氷や冷却パックを使用し、15〜20分間患部を冷やします。

なるべく安静にして患部は動かさないようにしてください。安静にすることで炎症が抑えられ、痛みが軽減されます。

(患部を過度に動かしてしまうと、痛みや炎症を悪化させることになります)

炎症が引いた後は患部は温めると、その後の経過がよくなります。タオルや使い捨てのカイロなどを使って負傷箇所を温めるようにしてください。

肉離れは一度起きてしまうと、繰り返して起きてしまうことがあります。痛みが引いた後は、ストレッチや軽いエクササイズなどを行い、肉離れの再発予防に努めましょう。

以上、「ふくらはぎの肉離れを早く治すコツ!湿布の効果と使い方」についてでした。

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  • この記事を書いた人

又吉陽平

整体学校を卒業後に複数の施術所で経験を積み、2013年に全国的に著名な治療家に師事する。修業期間を経て2014年4月に整体の操和を開業。痛みや痺れに悩む多くのお客様を改善に導く。操体医学院認定整体師。

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