捻挫で歩けるけど痛い!足首が腫れてる、腫れてない時の対処法

捻挫で歩けるけど痛い!足首が腫れてる、腫れてない時の対処法

捻挫はスポーツや歩行時など、日常生活の中で起きやすい怪我のひとつです。

足首の捻挫は後遺症として、全身に様々な問題を引き起こす可能性があり、適切な処置が求められます。

こちらの記事では、捻挫をした時の正しい行動と早く治す方法について解説していきたいと思います。捻挫の痛みや腫れが気になる方はご参考ください。

足首の捻挫の対処法

足首の捻挫の対処法

足関節周囲の靭帯が損傷することで強い痛みが伴い、腫れたり、内出血が起きたりする特徴があります。

捻挫後に足首周辺の腫れや強い痛み、関節の不安定さを確認できる場合には、病院の受診をおすすめします。

腫れてるときには

足首の負傷箇所が腫れてる場合には、靭帯の損傷や骨折の疑いがあります。早めに医療機関を受診しましょう。

痛みを我慢して歩いてしまうと、後遺症が残る可能性が高くなります。

特に小児(子供)では、骨端線(成長軟骨板)の損傷により、裂離骨折や関節軟骨損傷を併発しやすいです。

靭帯が断裂していたり、骨折をしている場合には、4~6週間ほどギプス固定が施されます。

※骨折後には、くるぶしや足の甲が腫れることがあります。

注意ポイント

捻挫をすると裂離骨折や関節軟骨を損傷することがあります。病院では関節の不安定性を評価するテストやX線撮影を行い、状態を判別します。

腫れてないときには

捻挫直後から歩ける場合や、負傷箇所に触れても痛くない場合には、骨折の可能性は低いと考えられます。

痛みが弱く、腫れてないケースでは、通常の捻挫として対処が可能です。

※腫れてないけど痛い(1人で歩けない、触ると痛い)という場合には病院(整形外科)での検査が必要です。

歩けるけど痛いケースでは

捻挫の痛みはだんだんと強くなることがあります。痛めた当日は歩けても翌日になると歩きづらくなるケースも少なくありません。

このような徴候が見られる場合には適切な治療が必要になります。

歩けないほど痛いケースでは

1人で歩けないほどの強い痛みがでた時には、靭帯や骨に異常が起きている可能性があります。速やかに病院(整形外科)を受診してください。

※捻挫を放置すると後遺症が残る可能性があります。

捻挫は3日で治せる?

私は過去に歩行が困難になるほどの捻挫を経験しています。

捻挫後の2~3日は痛みが強くて歩けなかったのですが、自分で足首を調整することにより、痛みが徐々に緩和。1週間後には体重を乗せて歩けるようになりました。

足首を動かした時の違和感は感じていましたが、調整を続けることで、数ヵ月後には違和感すべてがなくなりました。

捻挫を早く改善するには、ケガの状態を把握し、適切な処置を施さなければなりません。

※整体を受けることで痛みが数日でとれることもありますが、しっかり治すためには時間が必要です。

RICE処置

RICE処置

捻挫直後の基本的な処置方法にはRICE処置があります。

以下の方法により、足首の腫れを最小限にし、痛みを素早く軽減させる効果が期待できます。

1.安静

痛い動きは避けるよう気をつけること。仕事中にも無理は禁物です。

2.冷却

痛めた場所を特定できる場合には、患部に対してアイシング(冷やす作業)を行います。

アイシングをする際には、足を床につけた状態にして行います。

目安としては痛みや熱感が鈍くなるまでとなります。(氷が溶けるまでの20分程度)

3.圧迫

患部を軽く圧迫することで内出血を抑えることができます。

4.挙上

患部を心臓より高い位置に固定することで腫れが引きやすくなります。

以上が受傷後の知恵袋となります。

テーピングの巻き方

テーピングによって足首を固定することで、運動時の痛みを軽減させることができます。

但し、テーピングを長く使い続けることはおすすめしません。血行障害や身体の緊張を招くことになり、捻挫の快復が遅れる可能性があります。

捻挫直後のテーピングの巻き方1

1.アンカーテープをふくらはぎの部分に2分の1重複させて2枚、土踏まずに1枚貼る

(すねの前と甲の部分をあけておく)

2.内側アンカーから始めて足の裏を通り、外側に少し引っ張り気味にして外側アンカーで止める

(内側を捻挫した場合は足の裏を中心にし、内と外側に均等に力を加えて貼る)

捻挫直後のテーピングの巻き方2

3.土踏まずの部分のアンカーから始めてアキレス腱の後ろを通り反対側のアンカーで止める

(アキレス腱の部分にシワやたるみができないように少し斜めに貼る)

4.同じ順に2分の1ずつ重ねて3枚貼る

捻挫直後のテーピングの巻き方3

5.最初のすねの部分のアンカーに重なるまでテープを貼る

6.固定する為のテープを貼る

(すね、甲の部分は開けておくこと)

湿布

湿布には炎症を抑える効果がある為、痛めて場所の快復を促すことができます。

様々な副作用を招く恐れがあるため、長期的な使用は控えるようにしましょう。

まとめ

捻挫は程度によって治るまでの期間が異なります。

捻挫の初期段階での処置としてはアイシングと圧迫を交互に行い、その後は再発予防や関節機能向上の為の運動療法を実施して回復を目指します。

足首の捻挫後は様々な後遺症が現れる恐れがあるため、腫れていたり、痛みが強い場合には必ず病院で検査を行い、適切な処置を受けるようにしましょう。

整体の操和では、足首捻挫の改善をお手伝いしています。早く歩けるようになりたい方は当院までご相談ください。

以上、『捻挫で歩けるけど痛い!足首が腫れてる、腫れてない時の対処法』でした。

  • この記事を書いた人

又吉陽平

整体学校を卒業後に複数の施術所で経験を積み、2013年に全国的に著名な治療家に師事する。修業期間を経て2014年4月に整体の操和を開業。痛みや痺れに悩む多くのお客様を改善に導く。操体医学院認定整体師。

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