こちらの記事では、長時間のパソコン作業やスマホ操作によって悪くなりがちな「姿勢の改善方法」をお伝えします。
日常生活の注意点やエクササイズのポイントを詳しく説明していきますので、姿勢が気になる方は、記事の内容をご参考ください。
姿勢をよくする方法
猫背の原因は長時間の座り姿勢です。
長く座ることによって、股関節周囲の筋肉が緊張を起こし、骨盤が歪みます。
骨盤が不安定になると、背骨は正常なバランスを保つことが難しくなり、姿勢は悪くなってしまいます。
簡単なストレッチや筋トレ方法を紹介します。
※体力的に厳しい場合には、メニューを3種類に限定し、慣れてきたら少しずつ増やすようにしてください。
姿勢を正すためのストレッチ
ストレッチは毎日行うようにしてください。身体を無理に伸ばすのではなく、心地がよいと思う範囲で行うのがポイントです。
胸椎のストレッチ
・タオルを背中の下に置く
・膝を立てて、顎を引きながらバンザイをする
・20秒×3回
※腰が反る場合は足を椅子の上に乗せて行うこと。
胸筋のストレッチ
・四つ這いになり、両膝は少し離す
・胸を反らせながら、お尻を踵に近づける
・20秒×3回
※腰が痛くなる場合は丸めすぎないように注意すること。
広背筋のストレッチ
・前腕をつけた状態で手のひらを上に向ける
・胸を反らせながら、お尻を踵に近づける
・20秒×3回
※膝と肘の距離が遠すぎると腰が反りやすくなるので注意すること。
内転筋のストレッチ
・大腿の内側が伸びるようにストレッチを行う
・上半身を深く曲げるほどストレッチは強くなる
・20秒×3回
※あぐらが書けない場合は足を下に降ろしてから行うこと。
姿勢を正すための筋トレ
筋トレは1日1セットを目安に無理のない範囲で行います。
ヒップリフト
・両膝を立てて、足を軽く開く
・お尻を閉めながら浮かせる
・持ち上げた状態で1秒キープ×20回
※腰が痛い時は中止すること。
レッグレイズ
・うつ伏せになり、両手は顎付近におく
・膝を伸ばしながら、片足を持ち上げる
・左右交互に20回程度繰り返す
※腰が反りすぎないようにお腹側に意識をおくこと。
プッシュアップ
・四つ這いになり、顎は引かずに床に近づける
・お尻の位置は高くキープする
・10~20回繰り返す
※疲れてきてもお尻は下げないように注意すること。
姿勢矯正グッズの使用について
姿勢矯正ベルトには、身体を支える筋肉を働かせる効果はありません。
使用中は良い姿勢をキープすることはできますが、根本的な解決にはならないのです。
それどころか、長く使用することで身体が緊張を起こし、痛みなどの症状がでてくることもあります。
矯正ベルトの使用には十分ご注意ください。
姿勢をよくするメリット
姿勢が悪くなると、一部の筋肉や関節に過剰な負担がかかり、痛みや不快感といった身体の不調が現れやすくなります。
猫背で背中が丸くなれば、呼吸が浅くなり、内臓機能の低下や自立神経の乱れを招くことが考えられます。
子供の不良姿勢では、集中力が切れやすく、学業への影響も考えられるため、注意しなければなりません。
外見の変化によって、自信を持てなくなったり、ストレスを強く感じるなど、心理面においてもマイナス要因となります。
姿勢改善に取り組むことで、疲れにくい身体になる、効率のよい筋トレができる、生活習慣病を予防できる、といったメリットがあります。
※他にも、巻き肩やストレートネック、反り腰などを同時に確認できることが多いです。
疲れにくい身体になる
同じ姿勢を長時間続けていると、筋肉や関節に負担がかかりますが、姿勢が悪い人はこの負担が更に大きくなってしまいます。
疲労を感じやすくなり、日常生活にも様々な影響がでてくる可能性があります。
姿勢改善のエクササイズによって、必要な筋肉がついてくると、自然と楽に座れるようになります。
正しい姿勢が疲れるという方、朝から疲れを感じている方は、筋肉の働きが悪くなっているサインといえます。
※疲れてくると楽な姿勢(負担の大きい姿勢)をとってしまうことがあります。悪い習慣にならないように気をつける必要があります。
効率よく筋肉を鍛えることができる
姿勢が悪い状態では、筋肉を上手く動かすことができません。
姿勢が良い人は効率よく身体を鍛えることができるのですが、姿勢が悪い人は筋肉が付きにくいうえ、怪我をしやすくなります。
同じ内容の筋トレをしていても、結果に大きな差がでてしまうことが考えられます。
※狙った筋肉に効かせられないという悩みは、姿勢の問題に取り組むことで解決できます。
生活習慣病の予防になる
良い姿勢を保つためには、毎日のエクササイズが必要になります。
普段、使われていない筋肉を動かすことで、血行促進、疲労物質の除去、脂肪燃焼といった効果が期待でき、生活習慣病の予防にも役立ちます。
まとめ
以上、『姿勢をよくする方法7選』でした。
猫背や反り腰といった姿勢の問題を解決するには、筋肉の再教育が必要です。
姿勢改善のお手伝いが必要な方は、お気軽にご相談ください。