揉み返しの症状や原因などが気になる方は記事の内容をご参考ください。
揉み返しとは
揉み返しとは、筋肉を揉んだり、押したりする際に、余分なダメージを受けることによって現れる炎症反応です。
適切な施術が行われなかった時に現れやすく、マッサージを受ける前よりも状態が悪化するのが特徴です。
どんな症状がある?
揉み返しの痛みには、触れてほしくないような激痛、動かすと痛い、息をするだけでも痛い、といった様々な痛みの感じ方があります。
痛みが最もでやすい部分は首~肩周りですが、人によっては背中や腰、ふくらはぎなどにも不快感が現れます。
マッサージの圧が強すぎると、身体が緊張して頭痛が起きたり、血行がよくなることで一時的に頭痛がでる人もいます。
発熱する原因のひとつが炎症反応です。マッサージの強い刺激によって、炎症反応が起き、発熱していることが考えられます。
又、マッサージにより下肢の血管が拡張されると、脳への血流が低下しやすくなり、吐き気やふらつきを感じることがあります。
※他にも、だるさや内出血、眠れないといった症状がでることがあります。
なぜ、起きる?
揉み返しは、施術者のアプローチの仕方(筋肉の捉え方や力加減など)が誤って起きる場合と、受ける人の体質的な問題によって起きる場合があります。
前者では、施術者の技術や理解不足が原因になっていることが多く、あえて炎症を起こすような調整法を行う場合にも、揉み返しは起きやすくなります。
後者では、マッサージの強さに関係なく、揉み返しが起きてしまうことがあります。体質的にマッサージが合わないタイプです。
痛みを感じるほどの強いマッサージや、固い道具を使った施術には注意が必要です。
お問い合わせの際に「痛い施術ですか?」と質問し、事前に施術内容を確認しておくことも大切です。
※体質的にマッサージが合わない方は、マッサージ以外の方法で身体を楽にできる施術所をお探しください。
好転反応との違いは?
好転反応は今感じている症状が良い方向へ転ずる際にあらわれる身体の反応です。
主な症状は眠気やだるさ、便通がよくなるといったものがあります。
「揉み返し」と混同されがちですが、好転反応では耐え難いような不快感が現れることはありません。
注意ポイント
身体にとってよくない反応である揉み返しを好転反応と言ってしまうのは誤りです。
揉み返しは何日後にでてくる?
マッサージの翌日が痛みのピークになるケースが殆どです。
揉み返しは通常2~4日ほどで治まりますが、酷いケースでは1週間以上続くこともあります。
タイプ | 主な症状 | 期間 |
もみかえし | 痛み、不快感 | 2~4日 |
好転反応 | 眠気、だるさ | 1~2日 |
揉み返しを早く治す方法
普段からリラックスを意識できない、力を抜くことが難しいという方は、揉み返しが起きやすい体質と言えます。
揉み返しが出たら、患部への刺激はなるべく避け、安静を心がけましょう。
水分補給
ダメージを受けた筋肉の修復作業で身体の水分が失われやすくなります。水分を積極的に補給することで疲労物質や発痛物質を早く除去できるようになります。
湿布を使う
痛みが強く出ている部位に湿布を貼ることで回復が少しだけ早くなる可能性があります。使用は2~3日程度で十分です。
ロキソニンの服用
痛すぎてどうしようもない時にはロキソニン、カロナールなどを一時的に服用するのも有効です。
まとめ
揉み返しは好転反応とは違い、身体にとっては、あまりよくない反応です。
マッサージの圧が強く感じたり、施術中に強い痛みを感じるようでしたら、遠慮せずに施術者にお伝えください。
身体に強い刺激を与えてしまうと、症状が悪化することもあるので注意が必要です。
整体の操和では、痛みを感じさせない方法でバランス調整を行っています。
マッサージでよくならない身体の不調でお困りなら、当院までご相談ください。
以上、『揉み返しの対処法とマッサージ後に好転反応が起きる理由』でした。