ストレートネックが重症化した時の症状と治し方

ストレートネックが重症化した時の症状と治し方
病院でストレートネックを指摘されたのですが治りますか?
はい、症状は適切なケアを継続すると楽になります。

こちらの記事ではストレートネックの改善方法についてを説明していきます。

ストレートネックによる症状にお悩みの方は内容をご参考ください。

ストレートネックの症状

ストレートネックの症状

ストレートネックとは首の骨がまっすぐになっている状態のことを指します。(通常、頸椎は前方に湾曲する)

※X線検査により判定されますが、正式な診断名ではありません。

ストレートネックになると以下の症状がでてくる可能性があります。

軽度首や肩のこり・痛み、頭痛
重度手や腕のしびれ、めまい、吐き気、激痛

首の痛み

ストレートネックでは、首の筋肉や組織に負担をかけるため、首の痛みやこり感が生じやすいと言われています。

痛みの感じ方には、特定の動作で痛くなる、座っているだけでも痛い、などの個人差があります。

頭痛

ストレートネックによって頭部の位置が前方へ移動し、首や肩の筋肉が硬くなることで頭痛が起きることがあります。

首や肩の筋肉を緩めるだけでは解決することができません。

めまい

ストレートネックによって首や顎の筋肉が緊張することで、めまいやふらつきを起こすことがあります。

胸鎖乳突筋という首の筋肉が硬くなりすぎると、まっすぐ立てない、転倒しやすい、吐き気といった不調が現れます。

※病院ではメニエール病と診断されることがあります。

しびれ感

ストレートネックの影響により、斜角筋という首の筋肉が収縮すると、第一肋骨が鎖骨側に引き寄せられ、腕へと走行する神経や血管を圧迫します。

※病院では手根管症候群と診断されることがあります。

ストレートネックの原因

背中を丸めて座ることでストレートネックは起きやすくなります。

スマホやパソコンの画面を覗き込む姿勢は頚椎の正常なカーブが失われる姿勢です。

※特に椅子の背もたれを使って座る方は注意が必要です。

ストレートネックはスマホを長時間見ることで起きやすく、別名「スマホ首」とも呼ばれています。

ストレートネックのチェックリスト

  • 1日5時間以上デスクワークをする
  • 枕がない方が寝やすい(仰向けで寝にくい)
  • スマホの画面を1日1時間以上見ている
  • ノートパソコンをよく使う
  • 振りむいたり、上を向いたりすると違和感がある
  • 猫背である
  • 1日30分以上歩かない

※上記の項目にひとつでも該当する方はストレートネックの予備軍といえます。

その他にも壁を背にして行う確認方法があります。

1. 踵を5センチ離して立ちます。
2. お尻、背中、後頭部を壁につけます。

※頭をつけようとすると苦しい場合にはストレートネックが疑われます。

ストレートネックの治し方

ストレートネックの治し方

ストレートネックの症状を改善するには、頚椎を歪ませている要因を取り除く必要があります。

座り姿勢を見直し、歪みに関連する筋肉を緩めることで症状は治りやすくなります。

姿勢を見直す

座面に浅く座り、背もたれに寄りかかる姿勢は、頚椎に最も負担をかける(歪ませる)姿勢です。

自宅でくつろぐ際にはこのような姿勢にならないようにご注意ください。

※時々、立ち上がることができると歪みをリセットすることができます。

スマホ対策をする

スマホの画面を見る際には目の高さまでスマホを持ち上げると、首への負担を最小限に抑えることができます。

ストレートネックの症状が酷い場合にはスマホの使用は控えましょう。

※パソコンの画面も目線の高さにすると首への負担が減ります。

タオル枕を使う

タオルを重ねて適切な高さの枕を作ることで、楽に寝られる場合があります。就寝中に違和感がでてきた場合にはタオルの枚数を調整しましょう。

※最適な枕を探すのは大変な作業です。高価な枕を購入しても自身の身体に合うとは限りません。

首の歪みを治すことで最適な枕が見つかりやすくなります。

ストレッチや体操を取り入れる

適度にストレッチや体操を行うことで、身体の緊張がやわらぎ、姿勢の問題を解決しやすくなります。

首の筋肉ではなく、胸部や腕の筋肉を緩めると頚椎のバランスがよくなります。

※首を強く押したり、バキバキ鳴らせたりすると、症状が悪化することがあります。

腕から胸にかけての筋肉を緩める体操

ご紹介するのはVIM体操です。やり方をしっかり確認しながら行ってみてください。

身体をリラックスさせるほど効果は高まります。

・四つ這いの体操

1.四つ這いになり、片方の手を前方へ
2.背中を丸めて抵抗(伸び、突っ張り、痛みなど)を確認
3.楽な側で身体をリラックスさせる

10秒キープを3回繰り返す。1日何セットでも可

・腕を伸ばす膝倒しの体操

1.仰向けになり、両膝を立てて、片腕を横に伸ばす
2.腕と反対側へ両膝を倒し、抵抗を確認する
3.楽な側で身体をリラックスさせる

10秒キープを3回繰り返す。1日何セットでも可

※体操後に反対側の動作をしたときの、突っ張り感や痛みなどが軽減しているか確認してみましょう。

まとめ

ストレートネックが重症化すると、実に様々な不調が現れるようになります。

症状を悪化させないようにするためには、姿勢の問題を解決する必要があります。

上記の体操は続けても症状がよくならない場合には、全身を調整できる専門院にご相談ください。

整体の操和では、安全な施術内容で頚椎を整えるお手伝いをしています。

首を強く押したり、バキバキ矯正するような行為は一切行っておりません。

施術内容については症状別メニューよりご確認ください。

以上、「ストレートネックが重症化した時の症状と治し方」についてでした。

整体の操和

〒901-2125 沖縄県浦添市仲西2丁目1ー17 パームハイツ103
TEL 098-876-4948

  • この記事を書いた人

又吉陽平

整体学校を卒業後に複数の施術所で経験を積み、2013年に全国的に著名な治療家に師事する。修業期間を経て2014年4月に整体の操和を開業。痛みや痺れに悩む多くのお客様を改善に導く。操体医学院認定整体師。

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