肩こりでマッサージをやってあげる際の注意点

肩こりでマッサージをやってあげる際の注意点

肩こりは誤った方法でマッサージを続けてしまうと、症状を悪化させてしまうことがあります。

こちらの記事ではマッサージをする際に気をつけたいことや、1人でできる肩こりのケア方法を紹介します。

マッサージのやり方「肩こり編」

マッサージのやり方「肩こり編」

マッサージで肩こりを癒す際のポイントは2つあります。

ひとつは、筋肉を力強く揉まないこと。もうひとつは、同じ場所を長い時間マッサージしないことです。

この2つのポイントを抑えていれば、マッサージで肩こりが悪化する心配はありません。

※慢性的な肩こりは肩以外の筋肉の関与が多いため、肩をマッサージするだけでは解決できません。

パートナーへの肩もみのコツ

パートナーへの肩揉みのコツ

両手を使って肩揉みをする際には、母指(親指)を使ってツボがあるポイントを押していきます。(3~5秒ごとに場所を変えながら行う)

肩をがっしりと掴んでしまうと、相手の方に不快感を与えてしまいます。人差し指から小指にはなるべく力をいれないようにしてください。

肩の筋肉は力強ければ早くほぐれるというものではありません。力加減を確認しながら行いましょう。

相手の方が気持ちいいと感じるレベルで揉むのが理想です。

肩もみの時間は長くても4~5分程度に抑えてください。

肩に痛みがある方はマッサージはNGとします。炎症が広がり症状を悪化させる場合があります。

※症状がでている部分は揉まないようにしてください。

肩こりを自分で治す方法

 

肩こりを自分でケアする方法を紹介します。

肩をマッサージしても直ぐに元の状態に戻ってしまうという方は、こちらのケアをお試しください。

※効果の感じ方には個人差があります。

【ツボ押し1】首~肩の不快感

肩こりを自分でケアする方法1

長時間のデスクワークやスマホの使用は、胸部の筋肉を持続的に収縮させ、「巻き肩」の歪みを生じさせます。

肩が前方へ巻き込まれると、首から肩にかけての筋肉が引っ張られるため(常に緊張する)、首や肩の不快感が増すことになります。

胸の筋肉を指でつまみながら、肩を後ろへ回して緊張を緩めていきます。

押すと少し痛いと感じる部分を押しながら行うと効果的です。

※1セット20回程度。1日2~3セットを目安にする。

【ツボ押し2】肩甲骨内側~後頭部の不快感

肩こりを自分でケアする方法2

上腕の筋肉が疲労(機能低下)してくると、肩甲骨周辺の筋肉が緊張を起こし、こりや突っ張り感が生じやすくなります。

デスクワークやスマホの操作によって、疲労を起こしやすい部位となりますので、日頃からケアすることをおすすめします。

二の腕の硬い場所、張りのある部分を指でマッサージします。

筋肉を指で押して左右にずらしながらほぐすのがポイントです。

※1セット1~2分程度。1日2~3セットを目安に行う。

肩が凝ってるのは何故?

肩が凝ってるのは何故?

2018年5月「たけしの家庭の医学」というテレビ番組で放送されたのは、肩こりの根本原因は首や肩の筋肉ではなく、全く別の場所にあったという内容でした。

番組内で医師は、肩こりを感じさせる筋肉である「僧帽筋」を硬くさせる原因が、身体の歪みに関連すると説明。

身体の歪みを整える為の簡単な体操を数日間続けると(筋肉の硬さを調べる特殊な機械を使用)、体操前後の違いがはっきりと数値に表れる結果となりました。

近年では、慢性的な痛みの原因が痛い場所にはないという考えが広まり、肩は揉めばいい、という誤った常識は消えつつあります。

無意識に肘をついたり、足を組んだりするのは、身体が歪んでいるサインです。

肩こりを予防する方法

肩が凝ってるかわかる方法

肩こりの簡単なチェック方法を紹介します。自覚症状がない方は以下の方法によって判断することができます。

1.壁を背にして小さく前ならえの姿勢をとります(両手を手を前に出す)
2.両手を外側に開いて可動域をチェックします
3.両手が45°以上開かなければ肩が凝っている可能性があります

1.壁を背にして腕を伸ばしたまま横に上げていきます
2.腕が水平のラインより持ち上がらない場合は肩が凝っている可能性があります

※肩こりは長期間放置すると肩の痛みを招くことがあります。自覚症状がなくても注意が必要です。

まとめ

慢性的な肩こりは肩をマッサージしただけでは改善することができません。

肩を力強く揉んだとしても効果は持続せず、かえって症状が酷くなることがあります。

ご家族やご友人など、人にマッサージをやってあげる際には、力強く揉んだり、押したりしないようご注意ください。

以上、「肩こりでマッサージをやってあげる際の注意点」についてでした。

整体の操和

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  • この記事を書いた人

又吉陽平

整体学校を卒業後に複数の施術所で経験を積み、2013年に全国的に著名な治療家に師事する。修業期間を経て2014年4月に整体の操和を開業。痛みや痺れに悩む多くのお客様を改善に導く。操体医学院認定整体師。

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