ストレートネック

ストレートネックにお困りの方はご参考ください。

ストレートネックとは

ストレートネックとは首の骨がまっすぐになっている状態のことを指します。

通常、頸椎は前方にゆるやかに湾曲していますが、そのカーブが失われることで首や肩に負担がかかりやすくなります

ストレートネックはX線検査で確認されることが多いものの、正式な診断名ではありません。

スマホを長時間見ることで起きやすくなるため、スマホ首とも呼ばれます。

ストレートネックの症状

主な症状には首の痛みや頭痛などがあり、重症化すると痺れやめまいなどが起きることがあります。

首のこりや痛み

ストレートネックでは、首の筋肉や組織に負担をかけるため、首の痛みやこり感が生じやすいと言われています。

痛みの感じ方には、特定の動作で痛くなる、座っているだけでも痛い、などの個人差があります。

頭痛

ストレートネックによって頭部の位置が前方へ移動し、首や肩の筋肉が硬くなることで頭痛が起きることがあります。

首や肩の筋肉を緩めるだけでは解決することができません。

めまい

ストレートネックによって首や顎の筋肉が緊張することで、めまいやふらつきを起こすことがあります。

胸鎖乳突筋という首の筋肉が硬くなりすぎると、まっすぐ立てない、転倒しやすい、吐き気といった不調が現れます。

※病院ではメニエール病と診断されることがあります。

しびれ感

ストレートネックの影響により、斜角筋という首の筋肉が収縮すると、第一肋骨が鎖骨側に引き寄せられ、腕へと走行する神経や血管を圧迫します。

※病院では手根管症候群と診断されることがあります。

ストレートネックにお悩みの方へ（当院の考え方）

長年つらい首こりや頭痛に悩まされていた方、他院に通っても変化を感じられなかった方が、当院の施術で改善された事例をご紹介します。

「首が動かせるようになった」「頭痛がなくなって朝が楽になった」など、県内の多くの方が笑顔を取り戻されています。

こちらのお客様には、デスクワークの影響で肩関節と股関節に問題がみられました。これらのバランスを整える施術を行ったところ、首の可動域が改善し、動かした際の痛みも徐々に軽減していきました。

痛みを根本から取り除くためには、全身のバランスを整えることが欠かせません。首だけを調整しても、一時的な変化であったり、根本的な改善にはつながりにくいことがよくあります。

ストレートネックの歪みは、首だけの問題ではなく、全身の筋肉や骨格のバランスが深く関係しています。特に、肩関節や骨盤の歪みを整えることで、首への負担が軽減し、ストレートネックの症状が改善するケースも少なくありません。

※変化には個人差があります。

1. 強い刺激を使わない施術

当院では、首への直接的な刺激を最小限に抑え、身体全体のバランスを整えることを重視しています。

身体に負担をかけない安全な方法で調整を行っていますので、痛みの強い方や妊娠中の方でも安心して施術を受けていただけます。

「首を強くもむ」「ボキボキ鳴らす」といった刺激の強い施術は、かえって首の症状を悪化させることがあるため注意が必要です。

2. 一時的な痛みの緩和ではなく「原因の修正」

ストレートネックは首だけの問題ではなく、姿勢の崩れや骨盤・足首など全身の連動の乱れから起こることが殆どです。

当院では、首に負担をかけている原因を見極め、姿勢や関節の動きを整えることで根本から改善を目指します。その結果、首まわりの負担が軽減され、再発しにくい状態を保てるようになります。

3. 全身の連動性を整える

首は、背骨・肩甲骨・骨盤など全身のバランスの影響を大きく受けています。当院では、首だけでなく、身体全体の動きの連動を確認しながら、バランスを整えます。その結果、首が自然なカーブを取り戻し、姿勢全体を安定させることができます。

背骨の構造や関節の連動を丁寧に確認しながら調整を行います。

ストレートネックのQ&A

ストレートネックによくある質問をまとめました。

ストレートネックのチェック方法は？

下の項目にひとつでも該当する方はストレートネックの予備軍といえます。

• 1日5時間以上デスクワークをする
• 枕がない方が寝やすい（仰向けで寝にくい）
• スマホの画面を1日1時間以上見ている
• ノートパソコンをよく使う
• 振りむいたり、上を向いたりすると違和感がある
• 猫背である
• 1日30分以上歩かない

その他にも壁を背にして行う確認方法があります。

1. 踵を５センチ離して立ちます。
2. お尻、背中、後頭部を壁につけます。

※頭をつけようとすると苦しい場合にはストレートネックが疑われます。

どんな寝方をしたらいい？

基本的には仰向け寝がおすすめです。枕の高さを調整し、頸椎が適切なS字カーブを保てるようにします。

※痛みが酷くて仰向けになれないときは、横向きで寝ても問題はありませんが、なるべく早く身体のバランスを整えて痛みを悪化させないようにすることが大切です。