手や腕のしびれが続いている方は記事の内容をご参考ください。
手や腕のしびれの危険性について
『痺れ』にも色々なものがあり、中には気を付けなければ命にかかわるものもあります。
突然、身体の片側に痺れが起き、触っても感覚がない、力が入らないなどの麻痺や、意識障害を伴う場合には注意が必要です。
このような症状が見られるときには、脳卒中を起こしている可能性があるため、一刻も早く医療機関を受診しなければなりません。
手や腕のしびれの主な原因
首や肩から腕、手にかけての痺れを伴う症状の多くは、頚肩腕症候群と診断されますが、原因は多岐に渡ります。
- 頚椎症
首を反らせると症状が強くなる
首の椎間板が薄くなることで骨棘ができ、神経を圧迫
中高年に多い - 脊柱靭帯骨化症
家族に脊柱靭帯骨化症の人がいる
首の後ろにある後縦靭帯や、椎弓を繋ぐ黄色靭帯が骨化し、脊柱管が狭くなる
40代以降に多い - 頚部の脊髄腫瘍
痺れや痛み、麻痺が徐々に強くなる
腫瘍の進行とともに脊髄が圧迫されて、痺れも強くなる - リウマチ性脊椎炎
関節リウマチが背景にある
首から後頭部にかけて痛む
首が回りにくい、首を回すと首から音が鳴る
手足の麻痺
進行すると頚椎の骨の一部が破壊され、脊髄が圧迫される - 透析脊椎症
血液透析を10年以上受けている
手足の麻痺
透析で除去できない物質が骨・神経を障害する
- 胸郭出口症候群
腕を上げ続けられない
脈拍が弱くなる、手が冷たい
なで肩に多い
腕を上げる仕事をしている人に多い - 手根管症候群
中指の痺れ
朝に痺れが強い
女性に多い
親指と人差し指で丸がつくれない - 肘部管症候群
肘の怪我や骨折の既往
細かい作業がしづらい
小指、薬指が伸ばせない
男性に多い - 橈骨神経麻痺
手の甲や親指、人差し指に痺れ
手首に力が入らず、だらりと垂れ下がってしまう
腕枕で圧迫され起こる
当院の手や腕のしびれの施術について
肩から腕や手にかけての痺れの原因は様々ですが、身体の緊張を取り除くことで直ぐに変化が現れることがあります。
手や腕にしびれがある方たちの整体例を紹介します。
肩の激痛、手と腕の痛みとしびれ（女性）
1週間前から、首から指先にまで痺れがでている。仰向けになると激痛がでるため、寝ることができない。猫背が目立ち、肩や腕の緊張が顕著。
猫背姿勢は、首や肩に大きな負担をかけることになります。女性は背骨のカーブが極端に悪くなっていたため、土台である骨盤や股関節の調整が必要でした。
股関節と肘関節の緊張がとれてくると、症状が緩和されて一か月ほどで快適に過ごせるようになりました。
首から肩にかけての痛み、腕のしびれ（頸椎ヘルニアと診断）
病院で頸椎ヘルニアを指摘されたが、薬では変化なし。猫背が目立ち、頚肩腕症候群の典型例。
肩・腕の緊張を丁寧に取り除き、股関節から骨盤のバランスを整えることで姿勢が安定。その結果、3週間ほどで痛みとしびれが大幅に軽減し、その後も良い状態を保てています。
1. 強い刺激を使わない、やさしい整体
当院では、筋肉を強く押したり、関節をボキッと鳴らすような刺激の強い施術は行いません。
身体の防御反応を起こさせず、自然にゆるむ方向へアプローチすることで、神経への負担を最小限に抑えます。
2. 「肩・腕だけ」でなく全身を整える
しびれは神経の圧迫だけでなく、骨盤や股関節の歪み、姿勢の乱れが大きく関わっています。
当院では土台である骨盤・股関節の調整から、背骨、肩、腕の連動まで全身をみていくのが特徴です。
3. 痛みやしびれが強い時でも施術が可能
「仰向けになれない」「触られると辛い」といった強い症状でも、無理なく施術できる技術を用いています。他院で断られたケースでも相談をいただくことが多いです。
