側弯症を放置することで起きる身体の影響について詳しく説明していきます。
側弯症を放置するとどうなる?
側弯症を放置していると、腰背部の痛み、心肺機能の低下、心理的なストレスといった、様々な問題が発生し、日常生活へ支障をきたすことが考えられます。
見た目の悩み
軽度の側弯症では、肩の高さに左右差がでたり、肩甲骨が突出したり、ウエストラインが非対称になります。
軽度~重度への進行
側弯症は身体の成長が止まるまでは進行する傾向にありますが、成長期が過ぎるとともに進行スピードは緩やかになります。
※成長期において、コブ角が30°未満でおさまれば、その後の進行は少なく、コブ角が30°以上の場合には進行する確率が高くなります。
軽度の側弯症では体幹の非対称はありますが、症状はありません。
進行後には、背部痛や腰痛、神経症状、呼吸機能の障害などを生じやすくなります。
姿勢が悪くなることによって、筋肉や関節にかかる負担が増加し、痛みやこり感といった症状が現れるようになります。
胸郭や肋骨の変位によって、心肺機能の低下から、息苦しさや疲労感が残ってしまうことも少なくありません。
胸郭や脊椎の変形によって心臓に負担がかかり、循環器系の問題を引き起こすことがあります。
心理的な影響
側弯症は見た目や身体の機能低下の問題を伴うことから、ネガティブな思考に陥りやすくなります。
特に成長期の若者にとっては、他の人と比べてしまうことで、心理的な負担を悪化させてしまうかもしれません。
※側弯症の放置は、自尊心に悪影響を与える可能性があります。
装具や手術療法が必要に
装具は進行を抑制する為に用いるものであり、すでに進行した側弯の矯正はできません。
TLSO型が主流で、必要に応じてCTLSO型なども用いられます。
入浴や運動を除き常に装着するのが望ましいとされています。
手術療法では、背骨を安定させるインストゥルメンテーションを挿入、設置する処置を行います。

まとめ
側弯症が進行することで身体には様々な問題が起きてしまうため、放置するのは大変危険です。
早期の段階での適切なアプローチは、側弯の進行を予防するのに効果的です。
整体の操和では、安全な手技によって側弯症の進行予防のお手伝いをしています。施術内容については症状別メニューよりご確認ください。
以上、『側弯症をほっとくとどうなる?大人になるとでてくる問題』でした。