顎関節症は自分で治せる?セルフケアのやり方

顎関節症は自分で治せる?セルフケアのやり方

こちらの記事では顎関節症の治し方についてを説明していきます。

顎の問題でお悩みの方は内容をご参考ください。

顎関節症になるとどうなる?

顎関節症になるとどうなる?

顎関節症とは、顎を動かす時の痛み、音が鳴る、口が開かない、といった症状をとりまとめた病名です。その影響は口腔だけでなく、全身の健康にも及ぶことがあります。

咀嚼の障害

顎の痛みや違和感によって、口を開け閉めする際に制約が生じ、食事が困難になる場合があります。固いものが食べつらくなるため、食欲の低下も考えられます。

※食事面では、関節への負担を減らすために硬い食べ物や大きな口を開ける動作を避ける必要があります。

痛みを誘発

顎関節症によって引き起こされる症状の一つに、頭痛や顔面の痛みがあります。顎の緊張が頭部や顔に広がることで、痛みや不快感がでやすくなります。

疲労の蓄積

顎関節症は、就寝時の歯ぎしり、食いしばりと関連していることがあります。身体を緊張させながら寝ていると、睡眠の質が低下し、疲労が残ってしまいます。

※冷たい飲み物や食べ物を摂取したり、身体を冷やすことが緊張を強くさせるので注意が必要です。

顎関節症はどうしたら治る?

顎関節症はどうしたら治る?

顎関節症を改善するには、顎の問題を解決するだけでなく、全身を考慮したアプローチが必要とされます。

マウスピースの使用

正確なフィット感を持つマウスピースは、顎の緊張を緩和させる効果があると言われています。(歯ぎしりによる歯の摩耗や破損を防ぐのにも役立ちます)

口の中の精密な型を取り、それを基に専用のマウスピースを作成。使用する期間や頻度については、医師の指示に従います。

顎に関連する筋肉を緩める

顎周囲の筋肉が緩むと症状が緩和されることがあります。(関連する筋肉には、咬筋、翼突筋、側頭筋などがある)

顎の筋肉のトラブルを防ぐには、ガムを噛む、歯ぎしり、食いしばりなどを止めなければなりません。

※ストレスを溜め込んでしまうと筋肉は緊張しやすくなります。

咬筋について

咬筋について

咬筋:物を噛むときに働く顎の筋肉。頬に手を当てながら奥歯を噛むと硬くなる部分。口を閉じたり、歯をかみ合わせる働きをもつ。

咬筋の緩め方

1.硬くなっている部分を軽く抑える。
2.斜め上を見上げて目を閉じる。
3.深呼吸を3回繰り返す。
4.息を吐くタイミングで肩の力を抜く。

1日3~5セットほど繰り返す。

※続けているうちに咬筋が緩んでいきことが確認できます。筋肉を強く抑えるのは逆効果になるのでご注意ください。

側頭筋について

側頭筋について

側頭筋:物を噛むときに使われる筋肉。下顎を動かしたり、歯を食いしばる働きをもつ。

側頭骨の緩め方

・手指で側頭筋をマッサージする。
・頭部を傾けて頭の重さを利用しながら行う。

※咬筋の緊張は側頭筋の緊張を誘発するため、先に咬筋を緩めておくこと。

翼突筋について

翼突筋について

外側翼突筋:下顎骨を前に突き出す。咀嚼時には下顎骨を外側に動かし、物を潰す。

翼突筋の緩め方

・人差し指を口の中にいれる。
・上顎奥の深いくぼみを探す。
・指を上下に小さく動かしながらマッサージする。

※緊張が強い部分は圧痛が生じる。爪は切って行うこと。

全身のバランスを整える

顎周囲のマッサージで効果が感じられない場合には全身の調整が必要になります。身体の歪みは顎に緊張を生じさせます。

筋肉や関節の機能を向上させて身体のバランスを整えることが顎関節症の症状を軽減することができます。

頚椎の歪みを修正する

頚椎の歪みが顎関節に問題を起こしている可能性が考えられます。頚椎を整えると顎の緊張が和らぎ、症状がよくなるケースがあります。

筋膜を調整する

腰部の筋肉が硬直してくると、首や顎の筋肉を硬くさせることがあります。筋膜のバランスを考えたうえで調整を行うと、よい結果に繋がることが多いです。

姿勢の問題を解決する

顎関節に悩む多くの人は、猫背や反り腰といった姿勢の問題を抱えています。

猫背になれば、頭部が前方へ移動し、下顎が突き出た状態になり、常に過緊張を起こすことになります。

反り腰になると、背骨のバランスの悪化により頚椎が緊張を起こすことで、顎に問題が生じやすくなります。

緊張をなくす

顎関節症がある方は、睡眠中に身体がリラックスできない状態になっているかもしれません。

就寝中の食いしばり、歯ぎしりによる歯と歯の接触は、症状の快復を遅らせる要因です。

身体のバランスを整えることで睡眠時にリラックスができるようになります。

まとめ

顎関節症になると、症状が悪化したり、顎以外の不調がでてくることがあります。

顎の問題を確認できたら、早めに対策をしましょう。

上記のケア方法を試してみて、症状の改善が見られない場合には、身体の歪みを調整できる専門家にご相談ください。

整体の操和では、顎関節に関連する筋肉を緩めたり、身体の歪みを整えることで症状の改善をお手伝いをしています。

詳しい施術内容については症状別メニューよりご確認ください。

以上、「顎関節症は自分で治せる?セルフケアのやり方」についてでした。

整体の操和

〒901-2125 沖縄県浦添市仲西2丁目1ー17 パームハイツ103
TEL 098-876-4948

  • この記事を書いた人

又吉陽平

整体学校を卒業後に複数の施術所で経験を積み、2013年に全国的に著名な治療家に師事する。修業期間を経て2014年4月に整体の操和を開業。痛みや痺れに悩む多くのお客様を改善に導く。操体医学院認定整体師。

© 2023 沖縄の整体で痛みと痺れを解決するなら整体の操和へ Powered by AFFINGER5